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東京藝大美術館の『シャガール展』

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東京藝大美術館のシャガール展は10月17日までなので.今日,見て来ました.
正式には,『ポンピドー・センター所蔵作品展 シャガール ロシア・アヴァンギャルドとの出会い 交錯する夢と前衛』といいます.10月23日からは,福岡市美術館で見られます.

シャガールの希望に基づき,ロシア・アヴァンギャルドの作品と併せて展示した,というのが,今回の展覧会なので,ロシアとの関係を丁寧に見ていくと,なるほど,なるほど,という感じで,天才は1人ではなかった.地域と時代の中からできた作品であったと感じました.ただ,明らかに,早い時期からシャガールの方が洗練されていて,色も綺麗で,遙か上をいっていたように見えました.

モーツァルトの歌劇『魔笛』の1964年のメトロポリタン歌劇場での舞台のための作品があり,一般的なイメージの『魔笛』とはだいぶ異なりますが.これはこれで興味深いものでした.

展覧会の構成は,「第4章 シャガール独自の世界へ」「第5章 歌劇『魔笛』の舞台芸術」ですが,展示の順路は,第5章→第4章でした.これには,理由がありました.

最後の展示室は圧巻でした.
上手に言えませんが,どれも完全にシャガールのシャガールのシャガールなんです.
『家族の顕現』『赤い馬』『彼女を巡って』『空飛ぶアトラージュ』『村の魂』,そして,大作の『日曜日』『虹』『イカルスの失墜』が続きます.とくに大作の前に立つと,圧倒的で,他の展示室で見た作品の印象がとんでしまいそうなくらいです.



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by medical-law | 2010-10-03 21:46 | 趣味