弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

イレッサ,和解による早期解決を望む声明

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◆ 薬害肝炎全国原告団弁護団

薬害肝炎全国原告団弁護団は,今日1月23日,「薬害イレッサ訴訟についての声明」を発表し,イレッサ訴訟についての東京地裁,大阪地裁の和解勧告所見を支持し,もし政府が和解を拒めば政府と闘う決意があることを表明しました.

 「私たちは、薬害イレッサ訴訟が薬害防止・がん患者の権利確立・抗がん剤副作用被害救済制度創設をめざした、医薬品の安全性確立にとって極めて重要な政策形成訴訟であると認識しています。
 同訴訟について、本年1月7日付大阪地裁及び東京地裁の両和解勧告所見は、医薬品の安全性確立にとって極めて重要な、医薬品の添付文書についての製薬企業及び厚生労働省の責任について言及したもので、これらの考え方を私たちは支持いたします。

 そして、この和解勧告所見に基づき本訴訟を和解手続によって迅速に解決することが、医薬品の安全性向上を目的とした医薬品行政の見直しにとって急務の課題であると考えます。
 すなわち、国及びアストラゼネカ社が、和解による早期解決を拒否することは、医薬品の安全性確立を先延ばしにすることであり、許されないことです。

 薬害肝炎事件の反省に基づき、現在医薬品行政の見直しを推進している現政権・厚生労働省が、薬害イレッサ訴訟の和解解決を拒否するようなことになれば、私たち薬害肝炎全国原告団、弁護団も、政府と闘う決意であることを、ここに表明いたします。」


◆ 日本科学者会議

日本科学者会議は,1月19日,「和解協議に取る薬害イレッサ訴訟の早期解決を望みます」との声明を発表しています.

◆ 第19回国民の医薬シンポジウム実行委員会

「第19回国民の医薬シンポジウム実行委員会」も1月19日,両地裁の和解勧告にしたがって,全被害者の救済に向け真摯な対応を行うこと,抗がん剤による副作用死亡者の救済制度の創設を行うことを求めて要請書を提出しています.

◆ 明日からの予定

薬害イレッサ弁護団は,明日1月24日から連日12時~13時,厚生労働省前でアピール行動を行う予定だそうです.

谷直樹
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by medical-law | 2011-01-23 23:10 | 医療事故・医療裁判