弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

『糸井重里のはだかの禁煙日記。』

b0206085_21343488.jpg

『糸井重里のはだかの禁煙日記。』が,iPod touch、iPhone、iPad対応のアプリで2011年1月から発売されています.
今日3月4日,日経トレンディネットに「7年経ったから堂々禁煙成功宣言 電子書籍『糸井重里のはだかの禁煙日記。』の秘密」が載りました.

これは,相互の気持を理解するために,喫煙者も非喫煙者も是非みてほしいです.

◆ タバコが言い訳をさせる

糸井さんは,禁煙失敗者を観察して,次のように分析します.

「禁煙失敗者はなぜか、社会のためにならないから『吸わないわけにはいかない』と言うんですね。」

「『オレが個人的な禁煙という事情で(仕事がはかどらなくて、仕事が手につかなくて)みんなに迷惑をかけるわけにはいかない』と。でもね、やめてからだとそれが、『あれは、タバコが言わせていたんだ』と分かるわけです。」

「喫煙者は、『身体に悪いからやめなさい』と言われたり、『タバコをやめると言っておきながらなぜ吸っているの?』と問い詰められたり、袋小路に追い詰められると怒るものです。そして自分がなぜやめないのかという話を理論武装したうえで、『自分はやめたいんだけどしょうがないんだ』と言うわけです。」


タバコの依存性が,認知の歪みを生じさせ,言い訳をさせているのです,
タバコに操られている間はそのことが分からず,そのことが分かるのは,タバコをやめてからなのです.

◆ タバコをやめるということは?

糸井さんは,「今日から禁煙する、と意識することで自分がタバコをやめているんだということを意識しすぎてしまうわけです。ところが本当はタバコをやめるということは、タバコを意識しなくなるということ、忘れるということなんです。」と述べています.

JTのマナー広告は,タバコを意識させることでタバコ販売を促進しています.

◆ タバコをやめられた理由

裁判所は,タバコをやめた人が或る程度いることから,タバコの依存性の程度を低く評価するという誤りをおかしがちです.

糸井さんは,「やめられた理由の大黒柱になっていることは、「2度と戻りたくないから」「禁煙の苦しみと闘うのはイヤだから」ですね。」と述べています.

依存になりやすく,依存から脱しにくい,という点で,タバコの依存性の程度は強固です.

また,糸井さんは「戻らなかった理由として、やめたきっかけにも関わってくるのですが、吸っているときに、人に迷惑をかけているという自覚が、僕の中にもあったということは大きいでしょう。」と述べています.
1日80本のヘビースモーカーから非喫煙者になることに成功した糸井さんの言葉は,重みがあります.

更新の励みになりますので下記バナーのクリックをお願いします.

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村

谷直樹
by medical-law | 2011-03-04 21:34 | タバコ