弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

安全配慮義務とフクシマ50

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今日4月10日の朝日新聞に,以下の,鈴木篤先生(江戸川法律事務所)のコメントがでていました,

「何年かたって症状が出る作業者が現れるのではないか」
「被曝と、事後に発症した病気との因果関係を科学的に立証するのは極めて困難。いま、現場で作業する人たちは自ら予防する余裕すらないだろう。国や東電は十分な予防措置と、万が一の時の補償をしっかり検討していく必要がある」
(「フクシマ50、続く苦闘 蓄積する被曝量、不安とも戦う」ご参照)

まずは,予防ですが,この記事を読む限りでは,労働者の健康への配慮は軽視されている印象を受けます,

鈴木篤先生は,1977~82年に第一原発に勤務し,退職後に多発性骨髄腫と診断され、2007年に死亡した男性が,被曝によるものと労災認定されながら,損害賠償請求訴訟では敗訴した事案を担当したとのことです.

因果関係の立証を厳しく求める裁判官にあたると,常識的には因果関係があるものが,判決では請求棄却というおかしな結論になるのです.

余談ですが,江戸川法律事務所の事務所報に,鈴木篤先生の絵が載るので,楽しみにしています,いかにも弁護士らしい,鈴木篤先生らしい絵です.

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谷直樹
by medical-law | 2011-04-10 23:54 | 脱原発