弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

「20年住めない」は首相発言ではない?

b0206085_534396.jpg菅直人首相は,今日4月13日福島第1原発周辺の避難区域について「そこに当面住めないだろう。 10年住めないのか,20年住めないのかということになってくる」と述べた,とのことです.

政府はこれまで「健康に影響はない」と言っていたのですが,やはり住めないのですね・・・事態は深刻です.
住民にとっては,内陸部に代替地をもらっても,それですむことではありません.

すくなくとも,これが誰の責任か,を明確にすべきでしょう.

【追記】 首相が20年住めないと言ったというのは時事通信等が伝えたニュースなのですが,その後,否定する報道がありました.
時事通信の「原発周辺「20年住めない」と菅首相=内陸に移住、10万人規模の宅地造成」は以下のとおり報じました.
「菅直人首相は13日、松本健一内閣官房参与と首相官邸で会い、 放射能漏れ事故を起こした福島第1原発周辺の避難区域について 「そこに当面住めないだろう。10年住めないのか、20年住めないのか、ということになってくる」 との認識を示した。松本氏が会談後、記者団に明らかにした。 松本氏は、避難区域などに住んでいた住民の移住先について、 福島県の内陸部に5万~10万人規模の環境に配慮したエコタウンをつくることを提案。 首相は賛意を示し、「中心部はドイツの田園都市などをモデルにしながら再建を考えていかなければならない」と語った。」

その後の時事通信「原発周辺「20年住めない」=菅首相が発言、その後否定」によると,顛末は以下のとおりです.
「菅人首相は13日、松本健一内閣官房参与と首相官邸で会い、福島第1原発から半径30キロ圏内などの地域について「そこには当面住めないだろう。10年住めないのか、20年住めないのか、ということになってくる」との認識を示した。松本氏が会談後に明らかにしたものだが、首相は同日夜、「私が言ったわけではない」と記者団に語った。
 松本氏によると、同氏は首相に対し、避難生活を強いられている周辺住民の移住先について、福島県の内陸部に5万~10万人規模の環境に配慮したエコタウンをつくることを提案。首相は賛意を示し、「中心部はドイツの田園都市などをモデルにしながら、再建を考えていかなければならない」と語った。
 ただ、松本氏はその後、「20年住めない」との発言について、「私の発言だ。首相は私と同じように臆測(認識)しているかもしれないが、首相は言っていないということだ」と記者団に釈明した。」 

でも,「住める」とも言わなかったのですね.

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2011-04-13 19:09 | 脱原発