弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

ソニーの個人情報流出と企業体質

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トムソン・ロイターのデータベース「ウエストロー」によると,ソニーのPSNから個人情報が流出した問題で、少なくとも25件の訴訟が米連邦裁判所で起こされている,とのことです.(ロイター「ソニーの個人情報流出問題、米国で少なくとも25件の訴訟に」ご参照)

さらに,「インターネットセキュリティー問題の専門家、John Bumgarner氏は「ソニーは依然として外部セキュリティー問題を数点抱えている」と述べた。」とのことです.(ロイター「ソニーのネットワーク、ハッカー攻撃になお脆弱=米専門家」ご参照)

最大100万ドルを補償すると発表し,巨額の賠償が予測されるソニーに対し,同情的な意見はほとんどみられません.

むしろ,以下のとおり,以前の情報操作を指摘するものもありました.

ソニー社内LANを利用できる何者かが,ブログにライバル社製品の誹謗中傷を投稿していました(ゲートキーパー事件).
アップルを誹謗中傷するとも受けとれる「メカ音痴の女の子のウォークマン体験日記」は,ソニーの「やらせ」と言われています.
(「SONYの気になる体質」ご参照)

その他,ソニーBMGのコピー防止機能付き音楽CDが,パソコンにウイルスを勝手に組み込んでしまう出来事もありました.ウイルス対策ソフトでも検知できず,どんなCDを聴いたかをソニーに知らせる忍者ウイルスです.

今回の個人情報流出とその後の発表の遅れは,ソニーの企業体質をあらためて確認するものと言えるでしょう.ソニーやホンダは,かつては日本の誇れる企業でした.(ホンダは100%子会社の循環取引で信用を失墜しました.)

今回のことを機会に,企業体質を改め,信頼を回復することを期待します.

谷直樹
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by medical-law | 2011-05-14 22:57 | コンプライアンス