弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

藤沢市民病院,診療態勢の不備によって,病状悪化の把握が遅れ,運動障害が残ったことを認める

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◆ 事案

患者(73歳)は,平成21年9月以降藤沢市民病院に入退院し,同月末化膿性脊椎炎と診断され,治療を続けていました.
その後,炎症が拡大し,患者は入院や検査を求めましたが,外来で担当した医師(34歳)は,周囲の医師に相談することなく,詳細な検査をせず,炎症を抑える薬を出しただけでした.

炎症は2椎体から5椎体に拡大していたことから,手術をしましたが,患者には,両足のしびれや胸や腰の運動障害が残りました.

◆ 事故後の病院の対応

城戸泰洋病院長は,平成23年5月31日,診療態勢の不備によって、病状悪化の把握が遅れ運動障害などの後遺症を与えたとミスを認め,「難しい症例についてグループで判断していく態勢がなかった」と説明しました.

藤沢市は損害賠償金として425万円を計上しました.

カナロコ「藤沢市民病院の対応不備で運動障害、市が73歳の男性に賠償へ/藤沢」ご参照

◆ 感想

私は自宅が藤沢市なので,藤沢市民病院の雰囲気を知っていますので,状況はおおよそ理解できます.
医療過誤の再発を防止するためには,何より病院の体制の改善が必要です.
今後の具体的な再発防止に期待いたします.

谷直樹
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by medical-law | 2011-06-01 02:00 | 医療事故・医療裁判