弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

ハンセン病療養所の将来構想,人権教育・医療拠点

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平成8年にらい予防法がなくなっても,平成13年に裁判に勝っても,残念ながら,未だに偏見と差別はなくなっていません.

ハンセン病療養所入所者の尊厳のために,隔絶された療養所を,地域や社会に開かれた施設にする必要があります.そして、入所者は,市民との共存共生を望んでいます.
入所者の平均年齢は80歳を超えていますので,急ぐ必要があります.

ところが,国は,入所者以外の一般市民が療養所を利用することはできない,として,療養所を社会へ開放することを頑なに拒んでいます.

「ハンセン病療養所の将来構想をすすめる会・岡山」が,平成23年6月2日、「長島愛生園と邑久光明園の将来構想」を,石井正弘岡山県知事に提出し、支援を求めたことを,毎日新聞が報じています.

◆ 長島愛生園

長島愛生園入所者自治会長の中尾伸治さん(76歳)は,長島愛生園を,命の大切さを考える人権教育の場として国際,地域間の交流を進め,入所者の生きがいづくりを図る場とする構想を示しました。
中尾さんは「年間1万人近くの人が訪れ、中学生も多い。人権学習の島として皆さんと接している」と語りました。

◆ 邑久光明園

邑久光明園入所者自治会長の屋(おく)猛司さん(69歳)は,邑久光明園を,高い水準の医療,看護,介護のサービスを維持して外来診療を促し,リハビリ施設などの充実を図る医療拠点にする構想を示しました,屋さんは「地域の方々が一番望むものを光明園に誘致したい」と話しました.

◆ 偏見と差別の解消

石井正弘岡山県知事は「長い歴史の中で両園に偏見と差別が残された.これを解消していかなければならない」と述べました.

毎日新聞「ハンセン病療養所:人権教育と医療拠点 将来構想、知事へ支援求め提出 /岡山」ご参照

谷直樹
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by medical-law | 2011-06-04 01:40 | 医療