弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

日看協,第1回記者会見資料,特定看護師の法制化.制度化推進

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本日6月10日14時からの日本看護協会の記者会見で配布された資料が,日看協のサイトにアップされています.

それには,「平成23年度重点政策・重点事業」8つの2番目に「特定看護師(仮称)の法制化・制度化の推進」があります.以下のとおりです.

1)これからの医療提供体制には、限られた医療従事者により国民の多様なニーズに応えることが求められます。そのため、「チーム医療の推進」が提唱され、その方策の一つとして、「看護師の役割と機能の拡大」としての今までの看護師による診療の補助業務の枠を超えた「特定看護師(仮称)」の創設が厚生労働省から提案されました。

2)看護職の役割拡大は、諸外国でも取り組まれており、OECDの調査報告では、その効果として、①国民や患者の待ち時間が減尐するなど必要な時に必要なサービスが受けられること、②適切な情報提供やカウンセリング技法を使っての面談等で患者満足度が向上するなどケアの質の向上が図れることが挙げられています。

3)本会では、医療に対する国民の多様なニーズに応えていくためには、この二つの効果が期待される特定看護師(仮称)の創設がこれからの医療提供にとって極めて重要と考え、この提案を支持するに至りました。

4)提案されている特定看護師(仮称)は、適切な判断に基づいて侵襲性の高い医行為も行うとされることから、患者の安全と実施者である特定看護師(仮称)の安全を守るための仕組みが欠かせません。

5)そのためには、国民だれもが納得でき、看護職も安心して取り組むこととのできる制度化・法制化が不可欠です。

6)したがって今年度は、臨床や教育などの関係団体等と連携しながら特定看護師(仮称)の制度化・法制化に向けた活動を強化します。

7)それとともに、看護業務には様々な職種が参画している現状に鑑みれば、チーム医療の推進という観点からは、将来の看護業務の範囲について再考が必要と想定されることから、看護業務の範囲に関する将来構想について検討します。


6月7日の総会で,特定看護師反対論が噴出したにもかかわらず,日看協は,推進の旗を降ろさないようです.

谷直樹
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by medical-law | 2011-06-10 20:29 | 医療