弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

日弁連,福島第一原子力発電所に地下遮蔽壁の速やかな設置等を求める会長声明

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福島第1原発でメルトスルーが起こっていることは,まず間違いないでしょう.
専門家(小出先生)は,福島第1原発下のコンクリートは,すでに地震で破壊され汚染水が相当量海へ流れ出ているというみかたをしています.
東電が海藻の汚染状況を公表しないことからすると,海はすでに相当に汚染されているのはないか,と思います.

今できることは,一刻も早く,地下の壁を設け,海への流出を食い止めることです.

ところが,東電は,またしても,約1000億円の費用を計上することを嫌い,この地下バウンダリを先送りにしています.

日弁連は,6月23日,「さらなる海洋汚染を未然に防止するため、福島第一原子力発電所に地下遮蔽壁の速やかな設置等を求める会長声明」を発表しています.

「もとより、地下バウンダリの速やかな構築は、さらなる汚染の拡大を防止する重要な意味があるし、ひとたび地下水が高レベルの放射性物質によって汚染された場合には、このような遮蔽壁の構築工事そのものが作業員の安全性の観点から施工不可能となりかねない。このような事態を未然に防ぐために、東京電力はもちろん、むしろ政府が主導して速やかに計画を立案し工事を始めることが、「後追いとならない備え」として求められている。しかるに、こうした重大な環境汚染対策の採否が東京電力にのみ委ねられ、同社の株価維持の観点から遅延しているとの報道もなされているが、事実とすれば由々しい事態である。

よって、当連合会は、政府及び東京電力に対し、工事費用負担の問題にとらわれることなく、手遅れとならないうちに地下水と海洋汚染のこれ以上の拡大を防止するため、地下バウンダリの設置を含めた抜本的対策を速やかに計画・施工することを求める。」
 

東電にまかせておいたら大変なことになります.

谷直樹
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by medical-law | 2011-06-28 09:49 | 脱原発