弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

東大医科研報告「埼玉県25年後の医療」,医師の労働時間が週168時間に!?

b0206085_5301347.jpg◆ 東大医科研報告

埼玉県は,人口あたりの医師数が最も少ない県です.東京の病院を受診する埼玉県民も多いです.

東大医科研研究チームが2日発表した「埼玉県25年後の医療」によると,県の人口が減少し医師の数が増加します.
       
・2010年 埼玉県人口約700万人  医師数約9300人 
・2035年 埼玉県人口約630万人  医師数約1万2350人

ところが,医師・患者の高齢化のため,今と同じことをしようとすると,若手医師は週168時間働かねばならないそうです.
もちろん1日は24時間,1週間は168時間しかないので,168時間労働は不可能です。

そこで,報告は,220%の増員,医学部新設を提案しています.

ゆかし「25年後、埼玉の医師の労働時間が週168時間に」ご参照

◆ 感想

日本医師会などは,医師の増員,医学部の新設に反対しています.医師が過剰になってレベルが落ちる,問題は医師の偏在にあって医師の不足ではない,というのがその理由です.

政府は,高齢患者の経済的負担を増やし,高齢者が医療を受けにくい仕組をつくろうとしています.これは患者の「医療を受ける権利」との関係で問題があります.

現状維持でいくと,医師も高齢化しますので,医療は破綻します.
そうしないためには,医師を増員する必要があるでしょう.医学部新設が必要になります.

医師,患者の高齢化は,埼玉県に限ったことではありませんので,同じことが他の都道府県についても言えると思います.

谷直樹
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by medical-law | 2011-08-03 05:18 | 医療