イレッサ,厚労省医薬食品局長間杉純氏が辞任へ
「厚生労働省は8月15日、間杉純医薬食品局長が辞職し、後任に木倉敬之社会・援護局障害保健福祉部長を起用する人事異動案を発表した。22日付で発令の予定。
間杉医薬食品局長は、肺がん治療薬「イレッサ」の副作用をめぐる訴訟について、同省が和解勧告への懸念を表明する声明文案を作成、日本医学会の高久史麿会長に提供していた問題を受け、同省から訓告処分を受けていた。
細川律夫厚労相は15日の閣議後の記者会見で、間杉医薬食品局長の辞職の理由について、「具体的なことは申し上げない」と明言を避けた。」
イレッサ訴訟で,裁判所からの和解案がでたときに,学会が和解に反対する声明を発表し,和解すると新薬の承認が遅れることになる,という誤解が広まりました。
厚労省が下書きをつくって,学会にやらせていたことが後に分かり,間杉純医薬食品局長らが訓戒の処分を受けました.
以前,脱税容疑の石油商からローレックの絵をもらった接待汚職により,大蔵省主計局長が辞任したことがありましたが,その人は,日本損害保険協会副会長,キューピーの監査役を渡り歩き,今は日本たばこ産業株式会社(JT)の取締役会長におさまっています.
間杉純氏が,今後どこに行くのか,注目したいと思います.
谷直樹
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