弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

千葉県精神科医療センター,パスワードを設定していないUSBメモリー(約850人分の個人情報)を紛失

b0206085_928778.jpg読売新聞「県精神科センター、患者850人の個人情報紛失」(平成23年8月23日)は,次のとおり報じています.

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「千葉県精神科医療センター(千葉市)は29日、患者約850人分の氏名や住所、症状などを記録したUSBメモリー1個を紛失したと発表した。

 個人情報の流出や悪用の情報は入っていないという。

 発表によると、30歳代の男性医師が23日、センター内でUSBメモリーをひもで首にかけて業務に当たっていたことは判明しているが、その後に紛失した経緯は不明という。

 同センターでは防犯のためパスワードを設定するよう指導していたが、男性医師はしていなかった。同センターは「大変申し訳ない。誠意を持って謝罪したい」としている。」


医療機関における個人情報紛失は続発しています.
日本では,個人情報の管理があまりにも杜撰すぎます.
本件は,謝ってすむ話ではありません.
すくなくとも再発防止策を示すべきと思います.

2か月前に「北大病院・慶大病院の患者情報漏洩紛失と共通番号制度」で書きましたが,大きな組織になれば,システムとして個人情報保護をはかる必要があります.個人情報はUSBメモリーにはコピーできない,という扱いが必要と思います.

米国では,Health Insurance Portability and Accountability Actがあり,最高150万ドルの民事制裁金が課せられます.日本でも,同様の厳しい法律が必要と思います.

谷直樹
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by medical-law | 2011-08-30 08:45 | 医療