弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

米国小児科学会,「乳幼児の仰向け寝による頭蓋骨変形症の予防と管理」発表

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米国小児科学会は,11月末,「乳幼児の仰向け寝による頭蓋骨変形症の予防と管理」Prevention and Management of Positional Skull Deformities in Infantsを,米医学誌「Pediatrics」(2011; 128: 1236-1241)に発表しました.

あなたの健康百科「乳児のうつぶせ寝減少で,今度は“絶壁頭”が問題に―米国」(2011年12月7日)が,以下のとおり紹介しています.

「米国小児科学会の手引きによると、予防策としては生後すぐから毎晩頭の向きを入れ替えて寝かせることや、腹ばいで遊ぶ時間を一定時間設けることなどが示されている。頭蓋骨が最も変形しやすい生後2~4週までに、保護者は斜頭症予防に関するカウンセリングを受けるべきという。」

「斜頭症と診断された場合、原則として手術やヘルメットなどによる治療は不要で、基本的には平らになっていない側の頭を下にして寝かせる、おむつ替えの際にできる首のストレッチなどを行うことが勧められている。」

「これらの方法を行ってもなお改善が見られない場合は、小児神経外科や脳顔面頭蓋の形成異常を専門とする医師などの専門家らと相談の上、ヘルメットなどの機械的な補正法を試してもよいとしている。ただし、同学会はヘルメットなどに関して「エビデンス(根拠となる研究結果)はまだない」との見解を示している。」


スイカやメロンのようにヘルメットによる機械的な頭部の補正が一部で行われていますが,米国小児科学会によると,これは原則として不要で,寝かせ方,首のストレッチでも改善しない場合に,専門家医師と相談して行ってもよい,ただし改善するというエビデンスはない,という程度の評価です.

谷直樹
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by medical-law | 2011-12-08 01:12 | 医療