弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

国立病院機構九州がんセンター,女性看護師がブログに虚偽の内容を書き込み報道された件について

b0206085_19584178.jpg国立病院機構九州がんセンターは,2011年12月6日,サイトに「当院に対する新聞報道について」を掲載しました.以下のとおりです.

 「12月4日以降、朝日新聞、毎日新聞等で当院看護師によるブログへの書き込みについての記事が掲載されました。このブログに記載された内容については、一部の報道ではあたかもそのことを実際に行ったかのような誤解をまねくタイトルになっていますが、当該看護師の書き込みは仲間だけの限定ブログに虚偽の内容を書き込んだものであり、そのようなことを実際に行った事実はありませんでした。
 現在、当該看護師は看護業務には就かせておりません。 
皆様には、ご不安を与えましたが、今後はこのようなことがないよう職員教育を徹底してまいります。
平成 23 年 12 月 6 日
院 長 」


この看護師は,9月からブログを始め,10月下旬,ブログに「今日は大嫌いな患者のお部屋担当でした」「抗生剤の点滴あって、わざと血管じゃないところにぶっさして失敗した」「死んでほしい」「昨日安定剤配るとき、もぅ患者さん飲んでないやつくすねた」と書きこみました.

それが,インターネットの掲示板で話題になり,新聞報道されたことで,院長が「当院に対する新聞報道について」を発表することになったわけです.

病院での,患者虐待,薬剤の紛失などがときどき報道されています.
今回は,本当のことでなくてよかったですが.この看護師は,仕事が辛かったのでしょう.十分な休息と心のケアが必要と思います.
本件は特殊な例ではありますが,病院の労働環境を整え,病院で働く人の心のケアにも目配りするシステムがほしいと思います.

谷直樹
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by medical-law | 2011-12-08 02:27 | 医療