弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

PPI(プロトンポンプ阻害薬)により,とくに喫煙歴のある閉経後女性の大腿骨近位部骨折リスクが上昇

b0206085_13314997.jpg米マサチューセッツ総合病院のHamed Khalili氏らは,米国の女性看護師を対象にした研究のデータを分析し,大腿骨近位部の骨折の絶対リスクが,PPI非使用者では1000人年当たり1.51であるのに対し,PPI使用者では1000人年当たり2.02である,と報告しました.

女性がPPIを2年以上使用した場合,大腿骨近位部の骨折リスクが2年で1.36倍、4年で1.42倍,6~8年で1.55倍と使用期間が長くなるほど上昇し,PPIの使用をやめて2年未満ではリスク上昇が残りましたが,2年を超えると非使用者と同等に低下した,と報告しました.

とくに,現在もしくは過去の喫煙者では,PPI使用により骨折リスクが50%以上上昇していたとのことです.

健康百科「胃薬「PPI」で閉経後女性の骨折リスク35%増―米研究 喫煙歴の有無でリスク異なる」(2012年2月13日)ご参照

Use of proton pump inhibitors and risk of hip fracture in relation to dietary and lifestyle factors: a prospective cohort study」ご参照

谷直樹
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by medical-law | 2012-02-14 00:35 | 医療