弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

民医連の調査,経済的事情で受診が遅れ死亡した人数,平成23年は67人

b0206085_942826.jpgmsn産経「「無保険」など受診遅れで67人死亡 民医連「氷山の一角」」(2012年2月20日)は,次のとおり報じています.
 
「全日本民主医療機関連合会(民医連)は20日、経済的事情で国民健康保険料を滞納して「無保険」状態になるなどの理由で受診が遅れ、死亡した人が平成23年、22都道府県の加盟病院・診療所で67人いたと発表した。

 調査は6回目で、最多の71人だった22年に次ぐ人数。民医連は「調査対象が限定されているので全体から見れば氷山の一角。早急な対策が求められる」としている。

 23年は計663施設を対象に調査。受診遅れで死亡した67人のうち無保険は25人、滞納で有効期間が短くなる「短期保険証」が10人、さらに滞納が続き保険証を返して医療費全額をいったん払わなければならない「資格証明書」が7人いた。残る25人は、保険証はあっても医療費が払えなかったりした人。死因の半数余りはがんだった。」


民医連自身も認めているとおり,加盟の病院・診療所の663施設に限られた調査ですから,経済的事情で受診が遅れ死亡した例は遙かに多いでしょう.
医療費の無駄遣いが言われる一方で,経済的弱者が医療を受けるのに躊躇する状況があることが分かります.

谷直樹
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by medical-law | 2012-02-21 00:16 | 医療