弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

市立甲府病院の放射線技師死亡,過剰被曝問題の真相解明は?

b0206085_14362938.jpg日本テレビ「放射線技師死亡 患者家族から懸念の声」(2012年3月15日)は,次のとおり報じています.

「医師法違反の疑いで取り調べを受けていた市立甲府病院の放射線技師が死亡したことを受け、被害者の家族から真相解明の妨げにならないか不安の声があがっている。死亡したのは、市立甲府病院の男性技師長補佐(54)。県警の事情聴取が予定されていた14日、笛吹市の駐車場に止めた車の中で死亡しているのが見つかった。捜査関係者によると、遺体には注射したような跡があり、車の中からは農薬の容器が見つかった。自殺とみられている。技師長補佐の死亡を受け被害者の家族は「事件の真実を知る人が亡くなり、やりきれない気持ち。死亡を理由にせず病院や市は今後も真相解明を進めてほしい」としている。一方、病院の小沢克良院長は「死亡については困惑しているが、今後設置する第三者委員会で過剰投与問題の検証を進めていく」としている。」

そもそも,本件は,個人の責任で片付けるのではなく,まず,病院の体制の問題を問うべきではなかったか,と思います.警察の関与以前に,病院が公正な事故調査委員会を設置し,すみやかに事実を解明すべきであったと思います.
また,警察は,任意で調べるか,逮捕すべきかの判断に誤りはなかったのでしょうか.
放射線技師の死亡により,本件の事実究明が果たされないことになるとしたら,遺憾です.

谷直樹
ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-03-15 22:24 | 医療