弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

今市署,高濃度塩化カリウム製剤のワンショット投与で患者を死亡させた今市病院の准看護師を送検

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以前,高濃度カリウム製剤や10%リドカイン製剤のワンショット輸液事故が報じられていました.私も,高濃度カリウム製剤のワンショット輸液事故の民事裁判を担当したことがあります.
その後,高濃度カリウム製剤の病院常備は終焉したと思いましたが,日光市の今市病院で,准看護師(23歳)が,2010年1月23日,高濃度カリウム製剤をワンショット投与し,患者(女性,当時88歳)を死亡させるという痛ましい事故がおきました.
今市署が准看護師を業務上過失致死の容疑で宇都宮地検に書類送検したことが報じられています.

毎日新聞「医療過誤:日光の病院で88歳、点滴ミスで死亡 准看護師を書類送検」(2012年3月15日)ご参照

【追記】  
日本経済新聞「点滴ミスで88歳死亡 准看護師を略式起訴」(2012年9月27日)は,次のとおり報じました.

「栃木県日光市の今市病院で2010年1月、肺炎などで入院していた市内の女性患者(当時88)に誤った方法で点滴し死亡させたとして、宇都宮区検は27日までに、准看護師として同病院で働いていた女性(23)を業務上過失致死罪で略式起訴した。24日付。

 起訴状によると、10年1月23日午前11時15分ごろ、患者に点滴する際、医師から濃度を薄めて使うよう指示されていた塩化カリウム液をそのまま点滴し、高カリウム血症により心停止させ、4日後に死亡させたとしている。〔共同〕」



宇都宮簡裁は,同年9月28日,准看護師に罰金70万円の略式命令を出しました(毎日新聞2010年9月29日).

谷直樹
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by medical-law | 2012-03-16 01:24 | 医療事故・医療裁判