弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

新潟県立精神医療センター,第三者調査委員会,看護師8名による傷害の可能性を認める

b0206085_2083282.jpg新潟県立精神医療センター,入院患者が10カ所骨折,院内調査開始始,県警に届出」の続報です.

日テレ 「患者骨折で調査委「看護師8人が暴行か」」(2012年3月27日)は,次のとおり報じています.

「去年7月、長岡市にある精神科の病院「県立精神医療センター」で、入院患者の男性がろっ骨を折るなどの大ケガをしていたことが発覚した問題で、県の第三者調査委員会は、「看護師8人が男性に対し、暴力をふるっていた可能性がある」とする報告書をまとめた。

 この問題は、県立精神医療センターに重度の統合失調症で入院していた30歳代の男性患者が腹痛を訴えたため検査したところ、ろっ骨9本が折れていることや打撲の痕などが確認されたもの。男性が「殴られた」と訴え、看護師の名前を挙げたことから、第三者調査委員会が職員52人に対する聞き取り調査を行ない、27日、県に報告書を提出した。
 聞き取り調査では、看護師が男性を殴ったり蹴ったりするなどの暴力行為が目撃されていて、報告書は「看護師の男女8人が男性患者に対し、暴力をふるっていた可能性がある」としている。
 一方、8人の看護師は男性への暴行を否定している。
 県立精神医療センターは、今回の報告書の内容を警察に伝え、今後の対応を検討する方針だ。」


新潟日報「患者負傷、看護師関与の可能性 第三者委が県立精神医療センター調査」(2012年3月27日)は,関与をほのめかした看護師の1人が2月に自殺していたことを伝えています.

現時点では「可能性」のレベルですが,肋骨など10か所骨折していますから,患者虐待が無かったと言いきるのは難いでしょう.

【追記】

msn産経「入院患者骨折で院長ら処分 新潟県、看護師らの告発も検討」(2012年3月30日) は,次のとおり報じています.

「新潟県長岡市の県立精神医療センターに入院中の30代男性患者が肋骨を折るなどの不審なけがを負った問題で、新潟県は30日、和知学院長と女性看護部長を戒告の懲戒処分にしたと発表した。暴行や傷害容疑で関与が疑われる看護師らの刑事告発も検討する。

 県が設置した第三者委員会は27日、患者のけがについて「自傷や事故の可能性は低く、看護師の関与が疑われる」として、暴行を受けた可能性を指摘する報告書を県側に提出した。

 職員らへの調査では、男女8人の看護師が患者への加害行為者として名前が挙がり、このうち1人は調査中の2月に自殺している。」


谷直樹
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by medical-law | 2012-03-27 23:06 | 医療