弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

ドクターズマガジン2012年6月号に「総胆管内の結石除去術における過失の推認」を書きました

ドクターズマガジン2012年6月号に「総胆管内の結石除去術における過失の推認」を書きました_b0206085_938746.jpgDOCTOR‘S MAGAZINE(ドクターズマガジン)2012年6月号に,医療過誤判例集Vol11 総胆管内の結石除去術における過失の推認」を書きました.

那覇地裁平成23年6月21日判決(判例時報2126号105頁,判例タイムズ1365号214頁)を紹介,コメントしました.

この判決は,結石を除去する手術で除去に失敗したことについて,経胆のう管法は一般的な手法であること,総胆管切開手法まで行って結石除去ができないのは稀であること,その他の原因が認められないこと等から,医師の操作上の誤りを認定し,担当医の過失を認めた判決です.
①一般的な手術方法で,②不成功が稀で,③不成功の原因について合理的な説明ができない場合は,手術結果は操作上の誤りに起因するものと推認されることを確認した判決です.

詳細は,DOCTOR‘S MAGAZINE(ドクターズマガジン)2012年6月号をお読みいただきたく,お願いいたします.

谷直樹
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by medical-law | 2012-05-20 15:26 | 医療事故・医療裁判