弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

富士宮市立病院,医師が誤って膀胱の一部を切除した事案で和解(報道)

毎日新聞「医療過誤訴訟:富士宮市が和解金 2500万円で合意 /静岡」(2012年10月3日)は,次のとおり報じています.
  
「09年8月に富士宮市立病院で患者だった当時1歳3カ月の男児がぼうこうの一部を切り取られる医療過誤があり、同市は2日、男児と母親が静岡地裁沼津支部に起こしている約4800万円の損害賠償訴訟について、市側が2500万円の和解金を支払うことで合意に達したことを明らかにした。この日和解金を盛り込んだ補正予算案を市議会9月定例会に追加提出した。

 原告側代理人などによると、同病院で09年8月、同市内に住む男児がそけいヘルニアの手術を受けた際、男性医師(40代)が誤ってぼうこうの一部を切り取った。現在男児は4歳で、後遺症が残っているという。【西嶋正信】」


原告が富士宮市に住み,被告が富士宮市ですから,管轄は本来静岡地方裁判所富士支部になるのですが,富士支部は民事裁判担当1名,刑事裁判担当1名の支部ですので,合議事件は静岡地方裁判所沼津支部で審理されます.医療事件は複雑でので裁判官3名の合議で審理されることが多いです.本件が,静岡地方裁判所沼津支部で審理されたのは,医療事件だったからでしょう.
医師がヘルニア手術で腸と誤って膀胱の一部を切除したのは,かなり明白なミスと思います.富士宮市は,どのような主張をして争ったのでしょうか.

谷直樹

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by medical-law | 2012-10-03 18:45 | 医療事故・医療裁判