弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

藤本事件(菊池事件),全国ハンセン病療養所入所者協議会らが検察庁に再審請求を求めるよう要請(報道)

熊本日日新聞「検察に再審請求要請 ハンセン病元患者死刑事件」(2012年11月7日)は,次のとおり報じています.

「県内のハンセン病元患者の男性が殺人罪に問われ、無実を訴えながら1962年に死刑になった「藤本事件」をめぐり、全国ハンセン病療養所入所者協議会(全療協)など3団体が7日、検察官が再審請求するよう求める要請書を熊本地検に提出した。検察への再審請求の要請は極めて異例。裁判手続きの憲法違反を理由の柱に、検察に「法曹としての責務を果たしてほしい」と求めている。

 要請書は、ハンセン病患者への差別・偏見から、男性の裁判が菊池恵楓園(合志市)内などの特別法廷で実質的に非公開であり、ずさんな弁護で審理されるなど、複数の憲法違反を指摘。「国の隔離政策に加担した司法の責任が端的に問われるべき事件」として、再審の必要性を訴えている。

 請求の趣意書では、有罪の根拠となった関係者の証言の信用性など、確定判決の証拠上の問題点も指摘した。

 男性の死刑執行から50年を迎えるのを機に、熊本や大分の弁護士17人が弁護団を結成。再審請求を目指してきたが、遺族が消極的なため検察に要請した。要請書は3団体の連名で、小津博司検事総長宛て。3団体の代表と弁護士2人が熊本地検を訪れ、提出した。

 男性は県内の村の元村職員方にダイナマイトが投げ込まれた事件で有罪判決を受け、控訴中だった52年6月、菊池恵楓園内の拘置所から逃走。翌月、元職員が刺殺体で見つかり、男性が殺人容疑などで逮捕された。

 男性をハンセン病患者と県に報告した元職員への逆恨みが動機とされ、57年に死刑判決が確定。62年9月に3度目の再審請求が棄却された翌日、死刑が執行された。(小林義人)」


昭和37年に死刑が執行された藤本事件(菊池事件) は,検察官が自ら再審請求を行うしか再審請求の方法がない状況です.

「ハンセン病問題に関する検証会議 最終報告書」の 「第3 藤本事件の真相」ご参照

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2012-11-08 06:12 | 司法