弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

社会医療法人将道会総合南東北病院,筋弛緩剤紛失・盗難両面で捜査(報道)

河北新報「岩沼の病院、筋弛緩剤なくなる 紛失・盗難両面で捜査」(2012年11月14日)は次のとおり報じています.
 
「宮城県岩沼市の総合南東北病院で、全身麻酔などの際に使われる筋弛緩(しかん)剤がなくなっていたことが13日、分かった。病院は岩沼署に被害届を出し、同署が盗難と紛失の両面で捜査している。
 同署によると、病院が12日午後、「保管していた筋弛緩剤が盗まれた」と届け出た。なくなったのは「エスラックス50ミリグラム」の瓶(5ミリリットル入り)2本。10月27日朝、病院2階の手術室に常時15本保管していたエスラックスが13本しかないことに、点検した薬剤師らが気付いた。
 病院によると、エスラックスは手提げ金庫に入れ、手術室内の保冷庫で保管していた。前日の点検では15本あり、手術で使われた形跡もないという。手術室は夜間に施錠されるが、日中は外から出入りが可能。保冷庫に鍵はなく、手提げ金庫に鍵はあったが、当時は施錠されていなかった。
 薬事法はエスラックスなどの毒薬は他の薬品と区別し、鍵を掛けて保管するよう義務付けている。仙台市内の医療関係者によると、エスラックス30ミリグラムを体重50キロの人に一度に投与すると呼吸困難に陥り、死亡するという。」


宮城県の病院でも,筋弛緩剤について紛失・盗難がおきました.
筋弛緩剤紛失については紛失事故が後記のとおり報じられていますが,他院での紛失事故を知ったときに,あらためて自院の管理について点検しないのでしょうか.

◆ 過去の報道事例

佐賀大学医学部付属病院で平成22年12月(但し公表は平成23年6月)に1本
独立行政法人国立病院機構名古屋医療センターで平成23年1月に10本
独立行政法人国立病院機構千葉医療センターで平成23年9月に1本
愛知厚生連海南病院で平成23年9月に1本
有田市立病院で平成23年9月に10本
浜松医療センターで平成23年9月に1本
NTT東日本札幌病院で平成23年12月に2本
社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院で平成23年12月に3本
市立室蘭総合病院で平成24年3月に1本
地方独立行政法人福岡市立病院機構福岡市立こども病院・感染症センターで平成24年7月に1本
公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院で平成24年7月に5本
熊本大学医学部附属病院で平成24年7月に1本
公立南丹病院で平成24年10月に1本
尾道市公立みつぎ総合病院で平成24年10月に4本
社会医療法人将道会総合南東北病院で平成24年11月に2本


谷直樹

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by medical-law | 2012-11-15 00:19 | 医療