弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

それでも医師不足は解消しない

昭和57年,平成9年の閣議決定により医学部の入学定員を7,625人まで抑制していました.その後,医師不足に対応するため,平成20年度より医学部の入学定員を増し,平成24年度までに8,991人になりました.平成25年度の定員は,9,041人を予定を計画されています.(国:10大学30人,公:1大学5人,私:6大学15人)
しかし,それでも医師不足は解消しないという報告がありました.

朝日新聞「医師増えても「20年後も不足」 東大研究所が予測」(2012年12月7日)は,次のとおり報じました.

「今の医師の増やし方では20年後も医師不足――。こんなシミュレーション結果を東京大学医科学研究所のグループが1日、米科学誌プロスワンに発表した。医学部増員により医師数は増えるが、高齢化で死者数も増えるため、負担は変わらない可能性が示唆された。

 国の人口推計や医師数調査のデータをもとに2035年の状況を解析した。医師数は39万7千人で、10年より1.46倍に増えるが、死者数も1.42倍に増加。3人に1人の医師が60歳以上になるため、年齢や性別を考慮した医師の勤務時間あたりの死者数は現在と変わらなかった。

 同研究所の湯地晃一郎助教は「死者の大半は病院で死亡している。現状では勤務状況が改善されない」と指摘する。12年度の医学部の定員は約9千人で、07年度より約1400人超増えている。」


谷直樹

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by medical-law | 2012-12-10 02:42 | 医療