弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

日本医療機能評価機構医療事故防止事業部,医療事故情報収集等事業第31回報告書公表

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公益財団法人日本医療機能評価機構医療事故防止事業部は,2012年12月20日,「医療事故情報収集等事業第31回報告書(平成24年7月~9月)」を公表しました.

CBニュース「医療事故報告7-9月分、四半期で過去最多」(2912年12月20日)は,次のとおり報じました.

「7-9月は、157施設の報告義務対象医療機関から計726件、29施設の参加登録申請医療機関から計88件が報告された。
 同機構の担当者は、前年の報告数が約2800件に上ったことや、今回、四半期としての記録を更新したことから、「事故を報告する文化が定着しつつあるのではないか」と話している。
 報告義務対象医療機関が報告した726件の概要を見ると、「療養上の世話」に関連した事故が333件(45.9%)で最も多く、これに「治療・処置」に関連する事故が183件(25.2%)、「薬剤」に関する事故が48件(6.6%)などと続いた。
 また、事故の程度では、「障害残存の可能性なし」の226件(31.1%)が最も多く、以下は「障害残存の可能性がある(低い)」が202件(27.8%)、「障害なし」が153件(21.1%)などの順。「死亡」したのは46件(6.3%)だった。」


共同通信「病院の検査で血液取り違え5件 必要ない輸血実施も」(2912年12月20日)は,次のとおり報じました.

「病院が検査のため採取した入院患者の血液を、別の患者のものと取り違える医療ミスが5件報告されたとして日本医療機能評価機構(東京)は20日、医療機関に注意喚起した。いずれも確認が不十分だったことが原因。

 うち3件で誤った検査データに基づき、輸血や中心静脈カテーテル挿入など本来は必要ない治療が実施されたり、退院が延期されたりするなど患者に影響が出ていた。

 機構の報告書によると、取り違えが7~9月の間に1件報告され、2004年以降にさかのぼって調べたところ、同種事例が4件あった。

 名字が1字違いの患者がいたため取り違えたケースなどがあった。」


医療事故を収集し,分析することは,再発防止のために不可欠です.報告書のご一読をお奨めします.

谷直樹

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by medical-law | 2012-12-21 06:49 | 医療事故・医療裁判