弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

自民党の医薬品のネット販売に関する議員連盟,薬害被害者からヒアリング

自民党の「医薬品のネット販売に関する議員連盟」は,2013年1月25日,一般用医薬品のネット販売に関し,薬害被害者らの団体からヒアリングを行いました.

CBニュース「薬ネット販売の最高裁判決は消費者に不利益-自民議連ヒアリングで薬害被害者」(2013年1月25日) は,増山ゆかり氏と花井十伍代氏の意見と,それを受けての尾辻秀久氏のコメントを次のとおり,伝えています.


◆ 財団法人いしずえの増山ゆかり常務理事

「判決について、増山氏は「あくまでもネットを規制してはいけないということではなく、法律(改正薬事法)の体裁が整っていなかった、書きぶりが十分でなかったということで、規制がおかしいとなったということだと思う」と指摘。その上で、「一般用医薬品もそうだが、薬を売って利益を得る企業から見ると、消費者は本当に無力だと思う。(新たな)制度は、消費者の安全を確保できるような設計であってほしいと思っている」と強調した。」

◆ 全国薬害被害者団体連絡協議会の花井十伍代表世話人

「花井十伍代表世話人は,薬局などでの薬剤師による対面販売によって、消費者の状況を見て、必要に応じて医療機関の受診勧奨につなげることができると強調。その上で、ネット販売の権利を認めた最高裁判決に関連して「(対面販売の)原則が否定されるのであれば、否定されるだけの根拠をちゃんと検討した上で否定すべきであって、ネットで売るしかないという話は、ちょっと理論としておかしいのではないか」と訴えた。」

◆ 医薬品のネット販売に関する議員連盟会長尾辻秀久参院議員

「尾辻会長は「やはり、法律でそれなりの手当てをしておかないといけない」と、ネット販売の新たなルールの策定に改めて意欲を示した。また、ネット販売規制をめぐる過去の議論を振り返り、ネット販売の推進派が「事後評価でいいといつも言っていた。とりあえず(ネット販売を)やってみて、まずかったら変えればいいということを言っていた」などとした上で、「(新たなルールの検討に当たって)その辺がこれから一つの議論になるだろう」と指摘した。」


判決は,法で決めるべきことを政令で規制した点をとらえて違法としたのですから,立法による解決(合理的な内容の規制)が望まれると思います.

谷直樹

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by medical-law | 2013-01-26 09:43 | 医療