弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

スモークフリーキャラバンの会,広島県知事・愛媛県知事らへ受動喫煙防止条例の制定を求める要望書を提出

中國新聞「受動喫煙の防止へ条例制定を要望 広島県・県議会にキャラバン隊」(2013年4月13日)は,次のとおり報じました.

「医師や市民たちでつくる「スモークフリーキャラバンの会」(東京)と広島県医師会の医師の計10人が12日、広島県庁を訪れ、受動喫煙防止条例の制定を求める要望書を湯崎英彦知事と林正夫県議会議長宛に提出した。

 一行は、県の佐々木昌弘健康福祉局長に面会。2010年度から官公庁や病院に屋内全面禁煙を義務付ける神奈川県条例を説明し、「広島県民の健康を守るため一刻も早い条例制定を」と求める要望書を手渡した。佐々木局長は「受動喫煙、能動喫煙の防止に努めたい」と答えたという。

 県議会では、生活福祉保健委員会の福知基弘委員長に要望した。

 キャラバンの会は11年9月から全国を巡回中。今月中に岡山、島根、鳥取の3県を訪問し、来年2月には山口県に要望する。」



愛媛新聞「受動喫煙防止へ 県へ要望書提出」(2013年 4月13日)は,次のとおり報じました.

「全国の自治体や議会に受動喫煙防止条例の制定を訴えている「スモークフリーキャラバンの会」などの関係者が12日、愛媛県庁を訪れ、中村時広知事宛てに早期の条例制定を求める要望書を提出した。
 要望書によると、受動喫煙で毎年少なくとも6800人が死亡していると指摘、条例を制定して公共施設などは敷地内禁煙とするか、喫煙所を設ける場合でも出入り口から10メートル以上離すよう求めている。」


広島には「たばこと健康・広島フォーラム」があり,愛媛には「タバコフリー愛媛」があります.

広島県医師会のコラム「禁煙コーナー」は,是非ご一読いただきたくお奨めいたします.

また,血圧ドットコムの高血圧Q&A愛媛編には,次のとおり掲載されています.

「喫煙すると、血圧は一時的に上昇し、紙巻きタバコを1本吸った場合、15分以上血圧が高い状態が続くといわれます。そのため、チェーンスモーカーのように常にタバコを吸っていれば、血圧が高いままになっている可能性があります。また、喫煙は動脈硬化の危険因子で、動脈硬化になると血圧は上昇します。英国の研究では男性の場合、喫煙者は非喫煙者に比べて脳卒中に5倍なりやすく、高血圧の喫煙者は正常血圧の非喫煙者に比べて15倍以上高くなることが判明しています。また、喫煙の害は喫煙者のみならず、受動喫煙として周囲の非喫煙者にも及びます。高血圧患者のみならず、健康な人も禁煙しましょう。」(加藤正隆先生)

「禁煙は脳卒中の予防に大変有効です。日本人男女9,000人以上を対象とした研究で、喫煙者(1日21本以上喫煙)が脳卒中により死亡するリスクは非喫煙者に比べて男性で2.17倍、女性では3.91倍高いものの、禁煙した人は男女とも非喫煙者と大きな差がないことが判明しています。また、米国で行われたフラミンガム研究において、5年以上禁煙していれば、脳卒中を発症するリスクは非喫煙者と同程度にまで下がることも分かっています。さらに英国の研究において、高血圧の男性患者で過去に1日20本以上の喫煙歴がある人が脳卒中を発症するリスクは非喫煙の男性高血圧患者に比べて約1.7倍高いものの、喫煙者の半分以下のリスクであることも分かっています。喫煙歴や過去の喫煙本数にかかわりなく、今からでも禁煙することが大切です。」(中野敬先生)



谷直樹

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by medical-law | 2013-04-14 08:07 | タバコ