弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

ディオバンの処方を中止し、他薬へ

福井県では、光陽生協病院(福井市)、光陽生協クリニック(同)、つるが生協診療所(敦賀市)が、8月8日から降圧剤ディオバン(一般名バルサルタン)の処方をやめ、他の薬に変えたとのことです.
新規患者への処方を中止する病院もあるとのことです.

福井新聞「臨床データ不正降圧剤、処方中止 県立病院など患者の不安考慮」(2013年8月13日)は、次のとおり報じました.


「県医療生活協同組合に所属する光陽生協病院(福井市)、光陽生協クリニック(同)、つるが生協診療所(敦賀市)の3医療機関は8日から、同薬剤の使用を中止している。

 それぞれ高血圧症の治療薬として同薬剤を中心的に処方しており、通院・入院計826人について、医師の判断で同じ効果のある別の薬剤に順次切り替える。薬剤を替えることで、患者の自己負担は1カ月100円弱増えるという。

 同協組薬事委員会は「不安を訴える患者が増え、現場が混乱している。データが操作された薬剤を使い続けることは、倫理面でも問題がある」と使用中止の理由を説明している。

 一方、県立病院(福井市)は、5日から「患者に抵抗感がある」などとして、新規患者に限り処方を中止。従来から処方されている患者には「降圧剤としての安全は確認されており、急に薬剤を変更することで病状に影響が出る恐れがある」として継続する。

 同様に県済生会病院(同)も、20日過ぎをめどに、新規処方を中止する方向で検討中。福井大医学部附属病院(永平寺町)は問題発覚後、医師がそれぞれの判断で別の薬剤に切り替え、新規処方はほぼない状況という。

 ただ各医療機関は、患者が自分の判断で服用をやめて症状が悪化することを懸念しており「血圧を下げる効果には問題はない。不安がある人はまず主治医に相談してほしい」(光陽生協病院)と呼び掛けている。」

 患者にとっては、データ不正があった薬剤を処方されるのは気持よいものではありません.
 東京では、東京済生会病院が、ディオバンの処方をやめていますが、 今後さらに、ディオバンから他剤への処方変更がすすむのではないでしょうか.

谷直樹

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by medical-law | 2013-08-18 01:09 | 医療