弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

沼津市立病院,アナフィラキシーショックによる死亡,帝王切開後の母児死亡でそれぞれ和解(報道)

毎日新聞「医療死亡事故:沼津市立病院の2件、市側と遺族和解へ」(2013年9月7日)は,次のとおり報じました.

 
「沼津市立病院で、2010年と05年に起きた2件の医療死亡事故で、市側が4000万円と300万円を遺族に支払うことで和解が成立する見通しとなった。市は6日、損害賠償2議案を13日開会の市議会定例会に提出すると明らかにした。

 10年10月の事故は、富士宮市の男性(当時68歳)が整形外科で腰を手術する際、麻酔薬へのアレルギー反応のショック症状で死亡した。市側は4000万円を支払う。05年12月の事故は、ドクターヘリで搬送された下田市の妊婦(当時31歳)が帝王切開となり、死産になって妊婦も心不全で死亡した。300万円を支払う。

 後藤信昭院長は「患者と家族に改めて深くおわびする。安全で安心な医療が提供できるよう、さらなる医療技術向上に努めている」とコメントした。【石川宏】」


麻酔薬へのアレルギー反応のショック症状後の死亡事案は,注意義務違反のみならず因果関係まで認められる事案だったのでしょう.
そえに対し,帝王切開後の母児死亡は相当程度より以上の因果関係まで認められない事案だったのでしょう.

谷直樹

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by medical-law | 2013-09-07 21:25 | 医療事故・医療裁判