弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

日本医師会も,新型出生前診断の指針を順守するよう求める見解発表

朝日新聞「中国企業に出生前診断の指針順守求める 日本医師会」(2014年1月8日)は,次のとおり報じました.

「新型出生前診断を中国の検査会社が日本産科婦人科学会(日産婦)の指針を守らずに実施している問題で、日本医師会は8日、検査会社に指針を順守するよう求める見解を発表した。医療機関に対しても科学的な評価の定まっていない遺伝子検査を「安易に導入するべきではない」と要請した。

 新型出生前診断は、妊婦の血液だけで胎児の染色体異常を調べられる。医師会の今村定臣・常任理事は会見で「不用意に行われれば人の生命の選別に至る恐れが大きい」と指摘。複数の医療機関が中国企業と契約し、すでに検査を始めているとの情報があることを明らかにした。

 新型出生前診断は、結果によっては十分な情報と知識なしに人工妊娠中絶につながる心配がある。このため、日産婦は指針で、常勤の小児科医がいて、遺伝に関する専門外来がある施設に限っており、日本医学会が施設を認定している。」


日本産科婦人科学会と日本医学会が昨年12月23日に緊急声明を出したのに続いて,日本医師会も同様の意見を表明しました.
しかし,単なる意見表明だけで,中国のBGI社と提携いて新型出生前診断を実施する医療機関を止められるかは疑問です.厚労省の対応に注目したいと思います.

谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2014-01-09 03:34