弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

プロポリスの販売幇助の容疑で、東京医科歯科大学名誉教授を薬事法違反で書類送

朝日新聞「「プロポリス、がんに効く」 ××名誉教授を書類送検」(2014年3月10日)は、次のとおり報じました.

「薬効をうたって健康食品「プロポリス」の販売を手助けしたとして、神奈川県警は10日、東京医科歯科大学の×××××・名誉教授(74)=東京都杉並区=を薬事法違反(無許可医薬品販売)の幇助(ほうじょ)の疑いで書類送検し、発表した。

 県警によると、××名誉教授は2009年6月~13年10月、「副作用なくがん細胞が自滅」などとプロポリスの効能を書いた原稿を作り、健康食品販売会社のシャブロンに送付。同社が薬事法に違反してプロポリスを販売するのを手助けした疑いがある。09年から4年間で1千万円以上の顧問料を受け取っていたという。

 調べに××名誉教授は「効能は自分では裏付けていないが、他人の研究を読んで原稿を書いた」と話しているという。この事件ではシャブロン社長の△△△△容疑者(48)が同法違反容疑で逮捕されている。

 ××名誉教授は、寄生虫学、感染免疫学の専門。カイチュウ先生として知られ、「笑うカイチュウ」「清潔はビョーキだ」などの著書がある。」


プロポリスが免疫力を高め癌に効く、という宣伝を信じて購入する人も少なくないでしょう.
薬効が認められていない「健康食品」に薬効があるように書いて販売を手助けした場合、薬事法違反にあたります.
この名誉教授は、他にも血液型の話も含めて、信憑性に乏しいユニークな説を唱えてきました.
東京医科歯科大学は、これを機会に、名誉教授の称号を取り消すことを検討しないのでしょうか.

弁護士 谷直樹

ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2014-03-10 19:04 | 医療