弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

鳥取県立厚生病で,患者の個人情報の入ったUSBメモリーを紛失

日本海新聞「患者12人分の個人情報紛失 県立厚生病院」(2014年4月17日)は,次のとおり報じました.

「鳥取県は16日、県立厚生病院(倉吉市東昭和町)で、患者12人の個人情報が入った記録媒体(USBメモリー)を紛失したと発表した。データには患者の氏名や病名、合併症、皮膚の状態や栄養状態が書き込まれていた。

 県によると、30代の女性看護師が3月上旬に研究データ取りまとめのため、過去2年間に同病院でカテーテル挿入手術を受けた50~90代の男女12人の情報を、院内のパソコンから私物のUSBメモリーに保存。同28日に院内の保管場所にUSBメモリーがないことに気付いて探したが、見つかっていない。

 同病院は15日に患者と家族に謝罪。県は原則として私物のUSBメモリーの使用を禁じ、暗証番号付きメモリーを部署ごとに配布し情報管理を徹底することを決めた。

 同病院の井藤久雄院長は「秘密保持が強く求められる病院で病名を含む個人情報を紛失し、患者や家族に不安を与えた。県立病院としての信頼を損ねたことをおわびしたい」と話した。」

県は原則として私物のUSBメモリーの使用を禁じ、暗証番号付きメモリーを部署ごとに配布し情報管理を徹底することを決めたということは,今までそれをしていなかったということなのでしょう.
ルールを決めたら,それが守らせるよう徹底することが重要です.

◆ 2011年6月以降報じられた病院での個人電磁情報の紛失事故は以下のとおりです.

2011年 6月
慶應義塾大学病院スポーツ医学総合センター
北海道大学病院

2011年7月
医療法人 柏堤会(財団) 戸塚共立第1病院
藤田保健衛生大学病院
昭和大学歯科病院

2011年8月
筑波メディカルセンター病院

2011年9月
千葉県精神科医療センター
鹿児島大学病院

2011年10月
JA茨城県厚生連茨城西南医療センター病院
独立行政法人国立病院機構三重中央医療センター
独立行政法人労働者健康福祉機構関東労災病院
大和市立病院

2011年11月
独立行政法人国立病院機構金沢医療センター

2012年1月
医療法人聖愛会
独立行政法人国立病院機構千葉医療センター
独立行政法人国立病院機構宇多野病院
東京女子医科大学附属八千代医療センター

2012年2月
京都府立洛南病院(ただし一時紛失)
岡山大学病院
藤沢市民病院
長崎大学病院

2012年3月
日本赤十字社医療センター
国立大学法人高知大学医学部

2012年4月
ごう在宅クリニック(札幌)
静岡県立病院機構静岡県立総合病院
広島大学病院
福岡大学病院

2012年5月
福岡大学病院

2012年6月
日本大学医学部附属板橋病院

2012年7月
日本大学歯学部付属歯科病院

2012年8月
名古屋大学医学部附属病院
順天堂大学医学部附属順天堂医院
愛知県厚生農業協同組合連合会江南厚生病院

2012年9月
沖縄県立中部病院
福岡歯科大学医科歯科総合病院
大阪リハビリテーション病院

2012年10月
医療法人社団恵仁会セントマーガレット病院
東京医科大学病院
昭和大学病院附属東病院
浜松医科大学医学部付属病院,浜松医療センター

2012年11月
九州大学病院
東京慈恵会医科大学附属柏病院

2013年2月
札幌医科大学附属病院

2013年3月
東京医科歯科大学歯学部附属病院

2013年4月
昭和大学歯科病院

2013年5月
市立岸和田市民病院

2013年7月
順天堂大学医学部附属順天堂医院
東京女子医科大学病院
一般財団法人神奈川県警友会けいゆう病院
埼玉県立がんセンター

2013年8月
さいたまほのかクリニック

2013年9月
新潟県立六日町病院
公益財団法人東京都保健医療公社荏原病院

2013年10月
産業医科大学若松病院

2013年12月
筑波大学附属病院
岐阜大学医学部附属病院(その後発見)
JR東京総合病院

2014年1月
医療法人鉄蕉会亀田総合病院(その後発見)
兵庫医科大学附属病院
湘南藤沢徳洲会病院

2014年3月
公益財団法人がん研究会有明病院
鳥取大学医学部付属病院
大阪大学医学部附属病院

2014年4月
鳥取県立厚生病院


弁護士 谷直樹

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by medical-law | 2014-04-19 05:31 | コンプライアンス