弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

レーシック被害集団訴訟,虚偽診断のクリニック提訴(報道)

読売新聞「レーシック被害 提訴へ」(2014年9月11日)は,つぎのとおり報じました.

「来月15人、「2クリニックで後遺症」」

「レーザー照射で視力を矯正するレーシック手術後、目の疲れなどの後遺症に苦しむ患者が「十分な説明もなく診療指針を逸脱した手術をされた」などとして、来月、専門クリニックを相手取り、損害賠償を求め東京地裁に集団提訴することがわかった。

 多数の手術を行う専門クリニックには、説明や術後のケアが不十分といった批判があったが、集団訴訟に発展するのは初めて。

 レーシック被害対策弁護団によると、参加予定者は2007~13年に手術を受けた首都圏や北海道、九州に住む30~60代の患者で、品川近視クリニック(本部・東京都千代田区)で治療を受けた13人と、同じく錦糸眼科(本部・同港区)の2人の計15人。過剰な矯正による遠視、目の疲労や痛み、見え方の異常といった後遺症を訴えている。中には、日本眼科学会の診療指針が示す矯正の限度基準を逸脱した手術をされた例もある。

 梶浦明裕・弁護団長は「工場の流れ作業のような診療で大量に手術し、指針の順守や患者への説明が不十分だったことが被害につながった」と主張。来月の一斉提訴に間に合わない患者もおり、順次、追加提訴していく方針という。

 集団訴訟について、品川近視クリニックは「現段階では情報がないのでコメントできない」とし、錦糸眼科も「訴状を見ていないので、今コメントすることはない」としている。」



MBS「「性病に感染とうそ診断」クリニックに賠償求める」(2014年9月18日)は,次のとおり報じました.
 
「「性病に感染している」と“うそ”の診断をされ、必要のない治療費を支払わされたなどとして、40代の男性が新宿区内のクリニックを相手取り、およそ250万円の賠償を求める訴えを東京地裁に起こしました。

 裁判を起こしたのは都内に住む40代の男性です。訴状などによりますと、男性は、おととし、新宿区内のクリニックで性感染症の検査を受けたところ、「血液検査は陽性で性病に感染している」と診断されました。

 男性は処方された治療薬を服用するなどしましたが、1か月後の再検査でも陽性と診断されたため不審に思い、別の病院で検査したところ、「性病には感染していない」ことが分かったということです。

「性感染症ということでデリケートな問題。(性病に)なっていないと分かったとしても、検査を受けてたということだけで偏見の目で見られるということもあるし、なかなか言い出せないということもある。医者を信用してたので、裏切られたという気持ち」(原告の男性【40代】)
 「性感染症という高度にプライベートで、センシティブな病気を作出された患者の心理、羞恥心につけこんだ行為である。病気でない人を病気にして、だまして、医療費を詐取し続けた極めて悪質な行為」(弁護士)

 男性は、「クリニックが血液検査の基準値を改ざんし、性病だとうその診断をした」として、院長を相手取り、治療費や精神的苦痛に対する慰謝料など、およそ250万円の賠償を求める訴えを、17日、東京地裁に起こしました。

 弁護団によりますと、このクリニックについては、ほかに4人の男女から同様の被害相談を受けているということです。提訴についてクリニックは、「取材はお断りします」とコメントしています。」


どちらの訴訟にも,私はかかわっていません.
性感染症虚偽診断のニュースを見ると,すずかけ法律事務所の服部功志先生ら医療問題弁護団の錚々たる弁護士が写っていました.

レーシック被害を受けた方は梶浦弁護士へ,性感染症虚偽診断の被害を受けた方は服部弁護士へ,それぞれ連絡をとられるのがよいと思います.

谷直樹

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by medical-law | 2014-09-18 09:23 | 医療事故・医療裁判