弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

広島市立安佐市民病院,処方の2倍のモルヒネを投与する看護ミス,患者は翌日死亡(報道)

読売新聞「処方の2倍のモルヒネ投与、男性患者が翌日死亡」(2014年11月18日)は,次のとおり報じました.

「広島市立安佐市民病院(広島市安佐北区)は18日、末期がんの男性患者(75)に、処方の2倍量のモルヒネを約6時間にわたり投与するミスがあった、と発表した。

 男性は翌日に死亡した。病院側は遺族に謝罪したが、「致死量ではなく、ミスと死亡との因果関係はない」としている。

 病院によると、男性にはモルヒネ1日80ミリ・グラムと鎮静剤が処方され、今月5日から点滴で投与されていた。9日に鎮静剤の点滴が終わった際、看護師がモルヒネが切れたと勘違いし、鎮静剤ではなくモルヒネを投与。このため、約6時間後に別の看護師が気付くまで、投与量は2倍になっていたという。

 男性は10日午前に死亡。多幾山渉院長は「あってはならないことで、問題を検証して再発防止に努めたい」とのコメントを出した。」


たしかに致死量ではありませんし,因果関係が必ずしもあるとはいえないかもしれません.
ただ,そもそも,オキシコドンではなく,モルヒネを使う理由は何でしょうか.

また,そういえば,広島市立安佐市民病院では,以前,看護師がフェノバルビタールを筋注ではなく,静注し,その約5時間後に患者が死亡した医療ミスがあり,そのときも因果関係はないとの発表でした.
フェノバルビタールの投与方法を誤ったミスのあと,看護師の投薬ミスを防止するため,どのような再発防止策がとられたのでしょうか.気になります.


谷直樹

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by medical-law | 2014-11-19 03:50 | 医療事故・医療裁判