弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

福岡大学病院,主治医が電子カルテに記された食道がん診断結果を確認せず6年放置

朝日新聞「食道がん診断結果見落とし、治療せず 福岡大学病院」(2014年11月28日)は次のとおり報じました.,

「福岡大学病院(福岡市・田村和夫病院長)で喉頭(こうとう)がんを治療中の70代の男性患者に食道がんが見つかっていたにもかかわらず、主治医が診断結果を確認しないまま結果的に4年余り放置していたことが分かった。同病院が28日に発表した。この患者が今年6月、食道の違和感を訴えたため、当時の診断結果の見落としが発覚。患者は現在、同病院で通院治療中という。

 病院によると、患者は2010年2月から喉頭がんの治療を開始した。その際、主治医とは別の医師らが内視鏡検査や病理検査を実施し、食道がんを新たに見つけた。しかし、主治医は電子カルテに記された診断結果を確認せず、食道がんの治療は行わなかったという。

 同病院は、医療チーム内の連携にも問題があったとして、再発防止策として複数の医療者によるチェック体制を整えたとしている。」


大学病院は,専門家医師がその専門分野について研究・教育・診療するところなので,横の連携は弱くなりがちなの,主治医は,喉頭がん以外には関心がなく,検査結果を確認しなかったのでしょう.
患者が大学病院の連携ミスから我が身を守るためには,積極的に聞く,見る,言うしかなさそうですね.

谷直樹

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by medical-law | 2014-11-28 21:58 | 医療事故・医療裁判