“法医学者が見た 再審無罪の真相”
「法医学者が見た 再審無罪の真相」(祥伝社新書)
法医学の第一人者押田茂實先生の医学鑑定により無罪となった裁判が多数あります.
それでも、まだ裁判所が押田鑑定を受け入れていないものもあり、裁判・裁判官の限界を痛感したのでしょう.
裁判官は正義より出世が命か?
帯が目を引きます.(ただし、amazonの写真には帯がありません)
通儒碩学の押田先生が、司法の問題を明らかにします.
目次
第1章 再審無罪事件
袴田事件 死刑判決事件の再審決定…事件後四八年;
東電女性会社員殺人事件 無期懲役のネパール人の苦悩…一六年
足利幼女殺害事件 無期懲役の幼稚園バス運転手の苦悩…一七年
布川事件 再審無罪まで四四年
氷見事件 誤認逮捕の強姦・強姦未遂事件
第2章 再審開始が争われている事件
福井女子中学生殺人事件 再審開始決定がなぜ覆る
飯塚事件 死刑が執行された事件の再審請求
姫路郵便局強盗事件 ナイジェリア人のDNA型鑑定
第3章 注目されるワイセツ事件
電車内ワイセツ事件 審理の問題点
温泉場ワイセツ事件 DNA型鑑定の評価
ある痴漢事件の証拠の評価 埼玉県職員の痴漢容疑
第4章 再審無罪に関する問題点
DNA型鑑定の歴史と大きな誤解
日本におけるDNA型鑑定の進歩と問題点
神酒事件
お奨めの1冊です.
谷直樹
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