弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

岩手県立中央病院、採血の際の神経損傷で提訴される(報道)

テレビ岩手「医療過誤で岩手県に損害賠償請求」(2015年1月21日)は、次のとおり報じました.

「盛岡市に住む21歳の女性が、県立病院の研修医による採血の失敗で足に麻痺が残ったとして21日、県に対し慰謝料など270万円余りの損害賠償を求める訴えを盛岡地方裁判所に起こした。
訴えを起こしたのは、盛岡市に住む元飲食店店員、吉田愛加さん21歳。
訴えによると吉田さんは、虫垂炎の疑いで去年6月、盛岡市の県立中央病院の救急センターで受診した際研修医2人が行った採血が失敗し、その直後から右足にしびれや麻痺が生じたという。
その後、吉田さんは、右太ももの神経損傷と診断され、2か月半入院したが右あしに麻痺が残り、現在別の病院でリハビリを行っている。
また、県立中央病院の副院長の対応も不誠実だったと主張し、慰謝料など270万円余りの損害賠償を求めている。これに対し、県医療局では、「訴状の内容が分からない状態でコメント出来る段階で無い」と話している。」


採血時,770人に1人が神経に触れ,14000人に1人が後遺症を残す,と言われています.表面化しているのはごく一部で,立証の壁が大きく立ちはだかっています.
採血の際の神経訴訟については、注射と神経損傷の事実が立証できれば、過失の有無を問わず補償する制度が必要なように思います.

谷直樹


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by medical-law | 2015-01-22 01:15 | 医療事故・医療裁判