弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

北九州市立医療センター、看護師が点滴を連結管ごと外したミスで患者失血死(報道)

RKB「医療ミス”90代女性死亡」(2015年1月30日) は、次のとおり報じました.

「おととし8月、北九州市の市立医療センターで、看護師の女性が点滴器具の使用方法を誤ったことが原因で、90代の患者の女性が死亡していたことがわかりました。

看護師は、この器具の使用について研修を受けていませんでした。

●謝罪する北九州市の担当者
「大変申し訳ございませんでした」

北九州市によりますと、市立医療センターでおととし8月、感染症で入院していた90代の女性に対し、20代の女性看護師が抗生剤を点滴しました。

抗生剤を注入するために点滴チューブと連結管を接続していましたが、点滴が終わったあと、本来は点滴チューブだけを外さなければならないところを、看護師は、誤って連結管ごと外してしまいました。

このため、血液が逆流し、発見も遅れたために、女性は死亡しました。

市立医療センターでは、2009年にこの点滴器具の使用を始めましたが、器具の使用方法についての研修が徹底されておらず、この看護師を含め看護師全体の15パーセントが、正しい使用方法を知らないまま使っていたということです。

北九州市は、「医療ミスが患者の死亡につながった」として、この看護師と院長を文書訓告処分にするとともに、遺族に対し、およそ2500万円の損害賠償を支払う方針です。

北九州市は「今後、このような事故が二度と起きないよう周知徹底をしていく」とコメントしています。」


点滴ミスで患者失血死 北九州市立医療センター」(2015年1月31日)は、次のとおり報じました.

「北九州市立医療センター(小倉北区)で2013年8月、女性看護師(20歳代)が点滴チューブの取り外し方を誤り、入院していた90歳代の女性患者を失血死させていたことがわかった。同市が30日、発表した。市は過失を認め、遺族に賠償金約2500万円を支払う方針。

 市によると、女性は感染症治療で入院し、同年8月23日夜、点滴を受けながら、薬剤を注入されていた。看護師が薬剤を注入していたチューブを点滴器具から抜く際、チューブの先に付いた連結管ごと外した。連結管は、血液が逆流して点滴器具から流れ出るのを防ぐ栓の役割がある。

 約1時間20分後、心電図の異常を知らせる警告音に気付いた別の看護師が、病室で大量出血している女性を発見したが、間もなく死亡が確認された。連結管が外れた部分から血液が流れ出たとみられる。女性看護師は「チューブだけを外したつもりだった。連結管ごと外れるとは思ってもみなかった」と話しているという。」


毎日新聞「北九州市立医療センター:点滴誤操作、患者死亡 知識ない看護師が多数」 (2015年1月31日)は、次のとおり報じました.

「北九州市は30日、市立医療センター(小倉北区)で、90歳代女性の点滴終了後の操作を誤って大量出血で死亡させる医療事故が起きたと発表した。遺族とは2470万円あまりの損害賠償を支払うことで合意した。原因となった誤操作が起き得ることを知らない看護師が多数いたことも分かり、センターの管理態勢不備に対する責任が問われそうだ。
 事故は2013年8月に発生。女性は、尿...」


産経新聞「点滴ミス、入院患者死亡 福岡」(2015年2月1日)は、次のとおり報じました.

「北九州市立医療センター(同市小倉北区)で、点滴の作業ミスにより90歳代の女性入院患者が失血死する事故があった。ミスをした看護師は、文書訓告処分を受け、依願退職した。市は遺族と、近く約2400万円の損害賠償で示談する方針。」

連結管の使い方を知らない看護師が多数って、本当でしょうか.

谷直樹

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by medical-law | 2015-02-02 01:23 | 医療事故・医療裁判