弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

東京地裁平成26年11月6日判決、智歯抜歯で味覚神経障害・麻痺の事案で約420万円の賠償を命じる(報道)

共同通信「親知らず抜いて味覚障害 クリニック側に賠償命令」(2014年11月7日)は、次のとおり報じました.

 「福岡市の歯科クリニックで親知らずを抜いた女性が、手術の際に舌の神経が傷ついて味覚障害やまひが残ったとして、クリニック側に約1800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で東京地裁は6日、約420万円の支払いを命じた。

 判決によると、女性は2009年9月に親知らずを抜いた後、舌のしびれが残ったため病院を受診したところ、神経に損傷があると診断された。神経の縫合手術を受けたが、舌の左側に味覚障害などが残った。

 加藤正男裁判長は「味覚の一部を失った上、ろれつが回りにくくなって仕事にも支障が生じた」と指摘した。」

開業の歯科医院で智歯を抜歯して、味覚神経障害や麻痺が残る事案が少なくありません.歯科分野の相談で、最も多い類型です.開業の歯科医師の手にあまるような難しい事案では、無理をせず、大学病院を紹介すべきと思います.


谷直樹

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by medical-law | 2015-02-02 23:06 | 医療事故・医療裁判