弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

119番通報をしたのに救急車が出動せず一人暮らしの大学生が死亡した事案で,山形市と遺族が和解(報道)

朝日新聞「救急車出動せず大学生死亡、遺族側と山形市が和解へ」(2015年2月7日)は,次のとおり報じました.

山形市で2011年、アパートで一人暮らしをしていた山形大学2年の大久保祐映(ゆうは)さん(当時19)が死亡したのは、119番通報をしたのに救急車が出動しなかったためだとして、母親が市に約1億円の損害賠償を求めている訴訟の和解協議が6日、山形地裁であった。地裁が和解案を示し、原告側、市側の双方が基本的に受け入れる意向を示した。

 双方の代理人弁護士によると、和解案は①市が和解金を支払う②市がこの問題に関する「総括」を行い、公表する③今回の経緯などを消防本部の救急搬送体制に関する研修プログラムに組み入れる――の3点からなる。和解金の額について双方とも「公表できない」としている。」


市議会に提案する関係で和解金額はいずれわかるのですが...
医事訴訟のうち約3分の2は裁判上の和解で終了します.
和解の場合は,判決と異なり,賠償金額以外のこと(謝罪,再発防止に関すること)も和解条項にもりこむことができます.

 谷直樹

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by medical-law | 2015-02-07 09:24 | 医療事故・医療裁判