弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

市立甲府病院の過剰投与内部被曝被害,市と23家族が和解(報道)

朝日新聞「市立甲府病院の過剰被曝、市と23家族で示談が成立」(2015年10月14日)は,次のとおり報じました.

「市立甲府病院の放射性物質を使った検査で子供たちが過剰に被曝(ひばく)した問題で12日、甲府市と「過剰投与内部被曝被害者の会」の23家族との間で示談が成立した。

 示談の内容は、市が法的責任を認めて謝罪すること、健康被害が認められた場合に市が治療費を支払うこと、被害者1人につき30万円の精神的補償を支払うことなど7項目。

 示談書の締結後、樋口雄一市長と市立甲府病院の小沢克良院長らが被害者家族と面会し、「心配とご迷惑をかけたことに心からおわびする」などと謝罪した。

 会見した被害者の会に所属する母親は「示談に全部納得できたわけではなく、これからも子供たちのために活動していきたい」と話した。弁護団代表の福地直樹弁護士は「もろ手をあげて喜んでいる被害者はいない。病院がどう変わっていくか監視していきたい」と話した。

 この問題の被害者は145人おり、今回示談が成立したのはそのうちの23人。市は今後、残りの被害者の家族にも、同じ内容で示談を申し入れるという。」


今後50年間にわたる年2回の健康診断を約束させたのは大きいと思います.
また,健康被害が現実化したときに市が支払いを約束したことも大きな意味があると思います.
調査報告書は,隠蔽,改竄するなど病院の組織的な問題が根底にあることと指摘していました.病院が改善されることを期待いたします.

谷直樹


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by medical-law | 2015-10-14 19:28 | 医療事故・医療裁判