弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

薬害オンブズパースン会議,「ベンゾジアゼピン系薬物に関する要望書」提出

薬害オンブズパースン会議は,2015年10月28日,「ベンゾジアゼピン系薬物に関する要望書」を提出しました.要望内容は,以下のとおりです.

「1 関係各企業に対する要望
(1)ベンゾジアゼピン系薬物について、以下の点について添付文書を改訂すること
ア 常用量依存症と離脱症状、ベンゾジアゼピン系薬物同士の多剤併用の有害性を警告欄に明記すること
イ ジアゼパムの力価との等価換算値を記載すること
ウ 処方期間の継続に制限を設けること
(2)患者の自己決定権を保障するため、当該薬剤がベンソジアゼピン系薬物であること、ベンゾジアゼピン系薬物の依存性や離脱症状、適切な離脱方法を明記した患者向け説明文書を作成して、医療機関でベンゾジアゼピン系薬物を処方された全ての患者に交付させるとともに、同説明文書をインターネット上に公開すること

2 厚生労働省に対する要望
(1)関係各企業に対し、上記1(1)のとおり添付文書を改訂するよう指導すること
(2)関連各企業に竍し、上記1(2)のとおり、患者の自己決定権を保障するための情報を積極的に告知するよう指導すること
(3)薬剤情報提供文書にベンゾジアゼピン系薬物の依存症が必ず記載されるための適切な施策を講ずること
(4)平成26年度「依存症治療拠点機関設置運営事業」において指定ざれた全国拠点機関及び5つの依存症治療拠点機関に、ベンゾジアゼピン系薬物依存症に特化した部門を設置して専門的な治療や研究を実施させるとともに、少なくとも各県に1医療機関をベンゾジアゼピン系薬物依存の専門的治療を実施できる治療拠点機関として指定すること

3 学会に対する要望
日本睡眠学会や日本精神神経学会は、ベンゾジアゼピン系薬物の依存性と多剤併用の有害性を周知啓発するため、所属学会員のみならずそれ以外の医療関係者をも対象とした研修を実施すること

4 文部科学省に対する要望
ベンゾジアゼピン系薬物の依存性と多剤併用の有害性について、医学部及び薬学部における教育を強化すること」


詳細は,薬害オンブズパースン会議のサイトをご参照ください.
なお,患者が自己判断で服薬を止めることは危険です.


 谷直樹


ブログランキングに参加しています.クリックをお願いします!
  ↓

にほんブログ村 士業ブログ 弁護士へ
にほんブログ村
by medical-law | 2015-10-29 06:36 | 医療