弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

伊万里有田共立病院,胆嚢摘出手術のミスで2700万円和解,水頭症シャント手術のミスで1100万円和解

佐賀新聞「伊万里有田共立病院 医療ミス手術で2件」(2015年11月3日)は,次のとおり報じました.

「伊万里有田共立病院(西松浦郡有田町)で昨年3月、胆のう摘出手術を受けていた伊万里市内の80代男性が止血困難な状態になり、3日後に死亡していたことが2日分かった。病院側は医療ミスを認め、遺族に慰謝料約2700万円を支払うことで和解が成立している。
 男性は胆のう結石のため同年2月末に入院。腹腔(ふくくう)鏡手術で胆のうを摘出する際、胆管の血管を損傷、大量出血したため開腹手術に切り替え止血した。執刀した男性医師はこれまでにも同種の手術経験があったという。病院側は「ご高齢でもあり、大量出血が体力を消耗させ、死亡につながった」と説明している。

 同病院ではこのほか、2012年4月に水頭症の手術で、頭部にたまった水分を管で体内に流す処置を受けた伊万里市内の80代男性の小腸を傷つける医療ミスも発生。男性は髄膜炎を発症し、約1年半にわたる入院生活を余儀なくされた。男性は現在退院している。病院側は男性に慰謝料約1100万円を支払うことで和解している。」


いずれも私が担当したものではありませんが,上記報道で判断する限り典型的な手技ミスの自案のようです.一般に手術の合併症という説明がなされることがありますが,通常の医師が回避可能なものは注意義務違反が認められ責任を負うべき事案であることが多いです.


谷直樹


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by medical-law | 2015-11-04 01:29 | 医療事故・医療裁判