弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

なぜ女性喫煙者がふえたのか

昨年12月に発表された「国民健康・栄養調査(2014年)」では、タバコを「毎日吸っている」と「時々吸う日がある」は、男性32.2%、女性8.5%で、男性は前年と同じでしたが、女性は0.3ポイント増でした.

その理由は、いくつか考えられます.
社会的行動形態において男女差がなくなってきた(所謂オヤジ化現象)から、という推測もできるでしょう.
分煙が進んで、女性喫煙者が非喫煙者の目を気にせずに吸えるようになったという推測できるでしょう.喫煙できる場所を作りだすことで,喫煙者が減りません.
女性のほうがニコチン依存症から脱しにくい、という仮説もありえるでしょう.
男性は30%台で減少の余地が十分ありますが、最後にコアな喫煙者が残ると考えられています.女性の8%台は、もともとコアな喫煙者で減らないところに、若い世代が加わって増加した、という推測も考えられます.
タバコのパッケージデザイン、宣伝が女性が好むものになってきた、という推測も考えられます.

タバコは、男女にかかわらず、生命・健康を損なうものですのですから、いずれにしろ、喫煙率増加は断固阻止しなければなりません.喫煙率を下げるための実効的な対策が必要です.


谷直樹


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by medical-law | 2016-01-05 02:57 | タバコ