弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

新潟県立坂町病院,十二指腸潰瘍の手術でガーゼを置き忘れ約267万円支払いで調停成立(報道)

歳計新聞「体内にガーゼを放置 医療事故で新潟県が賠償」(2016年8月26日)は,次のとおり報じました. 

「県立坂町病院(村上市)は24日、胎内市に住む60代の男性を手術した際に体内にガーゼを置き忘れ、37年間にわたって腹部に残っていた医療事故で、民事調停が成立する見通しとなったと発表した。県が男性に約267万円の損害賠償金を支払う。県は県議会9月定例会に関連議案を提案する。

 同病院によると、昭和53年7月に行った十二指腸潰瘍の手術で、男性の腹部にガーゼを置き忘れた。平成27年11月に男性が別の病院で切除した腫瘍の内部から、ガーゼが見つかった。腫瘍は異物から体を守るためにできた肉芽腫で、取り除く際に健康な膵臓(すいぞう)の一部を切除したという。

 今年2月に民事調停の手続きが新潟簡裁で始まり、7月に男性が調停案に同意した。調停は県議会で議決後に成立する見込み。」


これは私が担当した事件ではありません.ガーゼの置き忘れは,確認ミスを防止すれば(確認を怠りさえしなければ),回避可能です.過失は明らかですが,多くの場合損害評価が問題になります.

谷直樹


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by medical-law | 2016-08-27 06:42 | 医療事故・医療裁判