弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

仙台地判平成28年12月26日,人工呼吸を行わなかった診療所に約6800万円の賠償命令(報道)

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河北新報「女児救命措置に過失 診療所に6100万円賠償命令」(2016年12月28日)は次のとおり報じました.

「仙台市泉区の診療所を受診後に死亡した宮城県内の小学5年の女児=当時(11)=の遺族が、診療所を運営する同区の医療法人に約6800万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、仙台地裁は診療所の過失を認め、約6100万円の支払いを命じた。判決は26日付。
 大嶋洋志裁判長は「診療所は、救急蘇生のガイドラインで義務付けられた人工呼吸をしなかった。適切に蘇生措置をしていれば助かった可能性が高い」と述べた。
判決によると、女児は2011年8月、診療所で中耳炎の治療中に意識を失った。看護師は心臓マッサージはしたが、人工呼吸はしなかった。救急隊が人工呼吸を始めたが、女児は重い低酸素脳症を経て約3週間後に死亡した。医療法人の担当者は「弁護士に任せており、答えられない」と話した。」

これは私が担当したものではありません.
救急蘇生のガイドラインは医療水準を認定するうえで重視されます.
大嶋洋志判事は,東京地裁医療集中部に配属されていたこともあり,医療訴訟の経験を積んでいます.秋吉仁美判事編著の「医療訴訟」(青林書院,絶版)にも執筆しています.


谷直樹

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by medical-law | 2016-12-28 08:34