弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

舞鶴市の病院,患者虐待の疑い(報道)

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読売新聞「口にビー玉、腹部にあざ...市立病院入院男性2人が虐待被害か」(2017年3月28日)は,次のとおり報じました.

 「京都府舞鶴市の市立舞鶴市民病院で、60歳代の男性入院患者2人の体にあざや、口にビー玉が入れられているのが見つかり、同病院が府警に届け出ていたことがわかった。2人は同じ病室で、いずれも意思疎通は困難な病状だった。府警は何者かに虐待を受けた可能性もあるとみて調べている。

 舞鶴市によると、今年2月24日から3月11日にかけ、3階の病室に入院していた男性患者のみぞおちと脇腹の皮膚が赤黒く変色し、左手中指と薬指のつめが内出血しているのを看護師らが発見。3月12日には、同じ病室に入院中の別の男性患者の口の中に、ビー玉1個が入っているのを看護師が見つけた。11日夜に口の中を検査した際には、ビー玉はなかったという。」



報道の件は,私が担当したものではありません.
介護療養型医療施設で,意思疎通は困難な患者への虐待は故意犯です.
被害者が複数いることからなどからすると,院外からの侵入者によるものというより,院内の関係者による可能性のほうが考えられるでしょう.


谷直樹

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by medical-law | 2017-03-28 11:50 | 医療事故・医療裁判