弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

厚生労働省健康局結核感染症課、死亡した妊婦の検体からオウム病病原体を同定した事例について

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厚生労働省健康局結核感染症課は、平成 29 年 3 月 17 日、「死亡した妊婦の検体からオウム病病原体を同定した事例について(情報提供)」を公益社団法人日本医師会 充てに発しました.

「我が国の国内妊婦死亡数は現在年間 40-50 件程度で、その中で感染症が原因とされる症例は 7%とされている。今回、妊娠週数 24 週に発熱、意識障害を認め病院に入院、その後死亡した妊婦例の肺、脾臓、肝臓、胎盤から 4 類感染症に分類されているオウム病病原体(Chlamydophila psittaci)を同定した。本症例では、起因微生物が不明であったため、準網羅的病原体解析から C. psittaci を同定した。病理解剖では、骨髄にて血球貪食症像(血球貪食症候群)、肝脾腫、肺うっ血、胸水貯留、心嚢液貯留、胎盤膿瘍等の所見を認めた。病理学的には血球貪食症候群による多臓器不全が死因であった。」とのことです.

本症例では肺、肝臓、脾臓、胎盤の各臓器から C. psittaci 遺伝子が検出された。解析を行った研究開発分担者の柳原格(大阪府立母子保健総合医療センター)は、胎盤では相当量の菌体が存在すると指摘した。妊婦はオウム病のハイリスクの可能性があり、妊娠期には鳥類、家畜あるいは飼育動物との不必要な接触は避けるべきである。」と結んででいます.


ちなみに,日本の妊産婦死亡原因のトップは自殺です.



谷直樹

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by medical-law | 2017-04-03 01:47 | 医療