弁護士谷直樹/医療事件のみを取り扱う法律事務所のブログ

西神戸医療センター,医師が適切な検査を怠ったため脳幹梗塞により重い後遺症を負った事案で和解(報道)

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神戸新聞「適切な検査受けられず重い後遺症 医療訴訟で和解」(2017年7月21日)は次のとおり報じました.

「脳幹梗塞により重い後遺症を負ったのは、西神戸医療センター(神戸市西区)の医師が適切な検査を怠ったためとして、同区内の40代女性と両親が病院側に慰謝料など約2億円の損害賠償を求めた訴訟が21日までに、神戸地裁で和解した。同病院を運営する地方独立行政法人「神戸市民病院機構」(同市中央区)が女性らに2千万円を支払う。

 和解は14日付。病院側が過失を認め、「女性を介護する両親の負担軽減に協力する」といった内容が盛り込まれた。

 訴状などによると、女性は2009年9月、左半身のしびれや気分不良などを訴え、同センターを受診。医師は検尿や採血など適切な検査や診断をほとんどせず、女性を帰宅させた。女性はその後、症状が悪化。別の病院で脳幹梗塞と診断され、約1年間入院したが、言語機能喪失や手足の重い障害を負い、寝たきりの生活となった。

 女性らは14年5月、損害賠償を求め神戸地裁に提訴。「医師が適切な検査で病変を見逃していなければ、重い後遺症は残らなかった」などと主張していた。」


報道の件は私が担当したものではありません.
「左半身のしびれ」は,脳血管障害を疑う症状です.
医師が検査や診断をほとんどせず帰宅させることは,普通ないことです.

谷直樹

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by medical-law | 2017-07-22 16:24 | 医療事故・医療裁判